関連レコード一覧を利用して、日付の値が一致するレコードを表示したい

記事番号:040217

「関連レコード一覧」の「表示するレコードの条件」には、日付フィールドを指定することはできません。
なお、「表示するレコードの条件」に指定可能な、計算フィールドや文字列(1行)フィールドを使うことで、日付が同じレコードを関連レコード一覧に表示することが可能です。
参考:関連レコード一覧の設定項目「表示するレコードの条件」に指定できるフィールド

設定の流れ

( 1 )計算フィールドまたは文字列(1行)フィールドに計算式を設定し、日付フィールドの値を参照する
( 2 )「関連レコード一覧」の「表示するレコードの条件」に、計算フィールドまたは文字列(1行)フィールドを指定する

以下に、データを参照する「案件管理」アプリと、関連レコード一覧を配置する「顧客管理」アプリの設定例を説明します。

データを参照する「案件管理」アプリでの操作

  1. 案件管理アプリに日付フィールドを追加します。
    フィールドタイプは初期値の「日付」のままにします。

  2. 案件管理アプリに、計算フィールドまたは文字列(1行)フィールドを追加し、日付フィールドの値を取得します。

    • 計算フィールドの場合:
      -フィールド名:日付(計算)
      -フィールドコード:日付_計算
      -計算式:日付
      -表示形式:日付(例:2012-08-06)
      計算フィールドに日付

    • 文字列(1行)フィールドの場合:
      -フィールド名:日付(文字列)
      -フィールドコード:日付_文字列
      -計算式:DATE_FORMAT(日付, "YYYY-MM-dd", "Etc/GMT")
      文字列1行フィールドに日付

  3. 登録されているレコードが存在する場合、必要に応じてレコードを更新します。
    データのファイル書き出し/読み込みによって、レコードを一括更新することもできます。
    ファイルにデータを書き出す
    ファイルからレコードのデータをアプリに読み込む

関連レコード一覧を配置する「顧客管理」アプリでの操作

  1. 顧客管理アプリにも同様に、日付フィールドを配置します。
    フィールドタイプは初期値の「日付」のままにします。

  2. 顧客管理アプリに計算フィールドまたは文字列(1行)フィールドを追加し、日付フィールドの値を取得します。

    • 計算フィールドの場合:
      -フィールド名:日付(計算)
      -フィールドコード:日付_計算
      -計算式:日付
      -表示形式:日付(例:2012-08-06)
      計算フィールドに日付

    • 文字列(1行)フィールドの場合:
      -フィールド名:日付(文字列)
      -フィールドコード:日付_文字列
      -計算式:DATE_FORMAT(日付, "YYYY-MM-dd", "Etc/GMT")
      文字列1行フィールドに日付

  3. 顧客管理アプリに登録されているレコードが存在する場合、必要に応じてレコードを更新します。
    データのファイル書き出し/読み込みによって、レコードを一括更新することもできます。
    ファイルにデータを書き出す
    ファイルからレコードのデータをアプリに読み込む

  4. 関連レコード一覧フィールドを追加します。
    データを参照するアプリの手順2で設定した計算フィールドまたは文字列(1行)フィールドを指定します。
    -フィールド名:関連レコード一覧
    -フィールドコード:関連レコード一覧
    -参照するアプリ:案件管理
    -表示するレコードの条件:「日付(計算)」=「日付(計算)」または「日付(文字列)」=「日付(文字列)」
    -表示するフィールド:任意
    参考:関連レコード一覧を設定する

以上で設定は完了です。

運用例

  1. 案件管理アプリに、任意の日付のレコードを登録します。
    「日付(計算)」または「日付(文字列)」のフィールドに、同じ値が自動で表示されます。

  2. 顧客管理アプリに、手順1と同じ日付のレコードを登録します。

手順2で登録したレコードの詳細画面を開くと、関連レコード一覧に、同じ日付で登録された案件管理のレコードが一覧表示されます。