アプリグループとは
アプリグループとは、複数のアプリのアクセス権を一括で管理するためのものです。
複数のアプリに一括でアプリの作成権限や管理権限などを設定できます。
アプリはいずれかのアプリグループに所属し、アプリ作成時はデフォルトで「Public」というアプリグループに所属します。
「Public」以外にも、Kintoneシステム管理者はアプリグループを自由に作成できます。
アプリグループの詳細について、以下に説明します。
あらかじめ設定されているアプリグループ
Kintoneには、次のアプリグループがあらかじめ設定されています。これらのアプリグループは、削除することはできません。
Public
- アプリを作成すると、デフォルトではPublicアプリグループに所属します。
デフォルトのアプリグループをPublicからほかのアプリグループに変更することは可能です。 - 初期設定では、Publicに所属するアプリはすべてのユーザーに公開されます。
- アプリグループのアクセス権を変更することで、アプリの作成や使用などの操作をユーザーごとに制限できます。
- スペース内アプリはPublicに所属し、アプリグループを変更することはできません。
非公開スペースのアプリは、スペースのメンバーだけがアクセスできます。
Private
- Privateグループのアプリは、アプリの作成者だけが利用可能です。アプリの作成者でない場合は、ポータル(トップページ)の「アプリ」覧や、アプリ管理画面の「アプリ一覧」に、Privateグループのアプリは表示されません。
- アプリの作成権限を持つすべてのユーザーが、Privateに所属するアプリを作成できます。
アプリグループの作成と管理
あらかじめ設定されているアプリグループ以外にも、システム管理画面から新しいアプリグループを作成できます。
アプリグループの作成と管理には、アプリグループの管理権限が必要です。Kintoneシステム管理者のアクセス権のひとつとして設定します。
アプリグループの作成と管理に必要な権限
「アプリグループの管理」の操作を許可されたユーザーは、アプリグループの作成と管理ができます。
「アプリグループの管理(閲覧のみ)」の操作だけを許可されたユーザーは、次の操作はできません。
- アプリグループの作成
- アプリグループ名の変更
- アプリグループのアクセス権の変更の保存
- アプリグループの削除
「アプリグループの管理」や「アプリグループの管理(閲覧のみ)」の操作を許可するユーザーには、「システムの管理」も許可する必要があります。
システム管理者を設定する
アプリグループの作成方法
システム管理のアプリグループ画面から作成できます。
詳細は「アプリグループを追加する」で説明しています。
作成したアプリグループでできること
作成したアプリグループでは、ユーザー、組織、およびグループに対して、次の操作を許可または禁止できます。
- そのグループに所属するアプリの作成
- そのグループに所属するアプリの管理、使用および削除
アプリグループで禁止されている操作は、アプリのアクセス権の設定にかかわらず、できません。
アプリグループを確認する
アプリが所属しているアプリグループは、次の方法で確認できます。
- Kintoneシステム管理で確認する
システム管理画面を開き、「アプリグループ」を開きます。
各アプリグループの[所属するアプリ]をクリックすると、そのアプリグループが設定されているアプリを確認できます。
Kintoneシステム管理画面を開く - アプリの設定画面で確認する
アプリが所属しているアプリグループは、アプリのアクセス権画面から確認および変更できます。
詳細は「所属するアプリグループを変更する」を参照してください。 - アプリ管理画面で確認する
アプリ管理画面のアプリの一覧で、アプリが所属するアプリグループを確認できます。
詳細は「アプリ管理画面でアプリの一覧を確認する」を参照してください。