グラフを作成する

記事番号:040468

アプリに登録されたレコードのデータから、数値やレコード数などを集計してグラフを作成できます。一度設定を保存すると、アプリのトップページ([レコードの一覧]画面)からいつでも最新のグラフを表示できます。
グラフの設定を保存するには、アプリの管理権限が必要です。
スクリーンショット:保存されたグラフを選択している

Kintoneでは、次の2つの方法でデータを集計し、グラフや表を作成できます。

  • [グラフの種類を選んで作成]
    種類や集計条件などを自分で設定し、グラフや表を作成します。
  • [おすすめから選んで作成]
    アプリのデータをもとにして自動生成された、グラフや表の候補が表示されます。
    候補から目的に合うものを選ぶだけで、グラフや表を作成できます。

グラフの種類と使い分けは、次のページを参照してください。
グラフの種類と使い分け

手順

[レコードの一覧]画面からグラフを作成する手順を説明します。
ここでは例として、受注日や受注金額などを管理する「受注速報アプリ」を使用し、今年の受注金額を月ごとに集計するグラフを作成します。グラフを作成する際には、[グラフの種類を選んで作成]を選択します。

完成イメージ
スクリーンショット:完成した棒グラフが並んでいる

  1. アプリの[レコードの一覧]画面で、[集計する]アイコンをクリックします。 スクリーンショット:[レコードの一覧]画面の[集計する]アイコンが枠線で強調されている

  2. [グラフの種類を選んで作成]からグラフの種類を選びます。
    ここでは[縦棒グラフ]を選択します。 スクリーンショット:[集計する]画面の[グラフの種類を選んで作成]項目で縦棒グラフが枠線で強調されている 参考:グラフの種類と使い分け

  3. [グラフの種類]で集計結果の表示方法を選択します。
    今回は[集合]を選んでおきましょう。 スクリーンショット:[集計する]画面の[グラフの種類]で[縦棒グラフ]と[集合]が選択されている

  4. 集計に利用する[分類する項目]を設定します。
    [分類する項目]は、[大項目][中項目][小項目]の3つまで設定できます。[中項目][小項目]の設定欄は、[分類する項目]エリア下部の+の形をした[追加]アイコンをクリックすると表示されます。
    今回は、月ごとの商品受注状況を集計したいので、[大項目]を「受注日」「月単位」、[中項目]を「商品名」に設定します。
    縦棒グラフで[大項目][中項目]を設定した場合は、[大項目]が横軸、[中項目]が系列に反映され、プレビューが表示されます。
    スクリーンショット:[集計する]画面の[分類する項目]で[大項目]に「受注日」、[中項目]に「商品名」が選択され、グラフのプレビューが表示されている

  5. レコードの[集計方法]を設定します。
    [集計方法]は、[レコード数][合計][平均][最大値][最小値]から選択できます。
    ここでは受注の合計金額を集計したいので、集計方法は[合計]、集計対象のフィールドは「金額」を選択します。
    縦棒グラフの場合、[集計方法]は縦軸に反映されます。 スクリーンショット:[集計する]画面の[集計方法]で集計方法を[合計]、集計対象を「金額」フィールドを選択している

  6. [条件]を設定します。
    集計対象の期間を指定するときなど、特定のレコードに絞って集計するときには絞り込み条件を設定できます。また、[すべてクリア]ボタンをクリックすると、追加済みの条件がすべて削除されます。
    今回は今年の受注分を集計したいので、「受注日」[=(等しい)][今年]と設定します。
    スクリーンショット:[集計する]画面の[条件]に「受注日」[=(等しい)][今年]と設定している

  7. [ソート]で集計結果の並び順を設定します。
    ソートのキーとなる項目は、以下から選択できます。

    • [集計値]:手順5で設定した[集計方法]に基づく集計結果の[昇順]、または[降順]でソートします。
    • [大項目][中項目][小項目]:手順4で設定した[分類する項目]のフィールドの[昇順]、または[降順]でソートします。
      ここでは、[大項目][昇順][集計値][昇順]を選択します。
      スクリーンショット:[集計する]画面の[ソート]で[大項目][集計値]フィールドを選択し、いずれも[昇順]を選択している
  8. [保存する]または[適用]をクリックします。

  9. 手順8で[保存する]をクリックした場合は、グラフ名を付けて保存すると、作成したグラフ/集計表が表示されます。
    [適用]をクリックした場合は、作成したグラフ/集計表が表示されます。

集計結果を表示するグラフが完成しました。 スクリーンショット:「グラフが保存されました」のポップアップが出ている

表示項目の変更

グラフ下の項目名(系列)をクリックすると、項目ごとに表示/非表示を選択できます。
表示されている結果から、さらに特定の項目同士を比較するときに便利です。 スクリーンショット:特定の項目を表示/非表示にしている棒グラフ

グラフからの絞り込み表示

グラフ上の集計結果をクリックすると、その集計結果に含まれるレコードのみを一覧表示できます。
どのようなレコードが集計対象になっているか、確認したいときなどに便利です。

たとえば、グラフ上の「10月・アップルパイ」に該当する部分(縦棒グラフのバー)をクリックします。 スクリーンショット:グラフの集計結果にある「アップルパイ」の項目が枠線で強調されている

「10月・アップルパイ」に該当するレコードのみが一覧表示されます。
一覧に表示されるフィールドの種類や並び順は、デフォルトの一覧(アプリの設定の[一覧]で一番上に配置されている一覧)と同じです。
参考:デフォルトの一覧を変更する スクリーンショット:集計結果に含まれたレコードが絞り込み表示された一覧画面